亜急性甲状腺炎になりました①

私が初めてかかった甲状腺疾患について、自分自身の記録と、どなたかの為になればと思って書いてみようと思います。

甲状腺って、どこにあるか、なんの為にあるかご存知でしょうか?
私は自分が甲状腺疾患になるまで、全く意識した事がないものでした。

「甲状腺は、首の前側、のどぼとけのすぐ下にあり、 蝶が羽を広げたような形で気管を包み込むよう、たて4cm、厚さ1cm、重さ15gくらいの小さな臓器です。

甲状腺は、食べ物に含まれるヨウ素を材料にして甲状腺ホルモンを作り、血液中に分泌するところです。

甲状腺ホルモンには、体の発育を促進し、新陳代謝を盛んにする働きがあります。つまり、活動するために必要なエネルギーを作り、快適な生活を送るためになくてはならないホルモンです。

甲状腺ホルモンは多すぎても少なすぎても体調が悪くなってしまいます。」
Harecoco.net参照

甲状腺ってとても大切な臓器で、元気ホルモンを出してくれる所、という感じでしょうか。

甲状腺疾患には大きく分けて3つあり、

*低下症・・・甲状腺から分泌されるホルモンが不足し、機能が低下している状態のこと。エネルギー不足になり、眠気、物忘れ、抑うつ、無気力感、肌の乾燥、抜け毛、むくみなどの症状がみられます。(主な病名は橋本病)

*亢進症・・・甲状腺から甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、全身の代謝が高まった状態のこと。動悸、息切れ、多汗、微熱、手指のふるえ、不安感、集中力の低下などの症状がみられます。(主な病名はバセドウ病、亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎(橋本病の一過性変化)、甲状腺機能性結節(プランマー病)

*腫瘍・・・甲状腺の一部にこぶ(結節)ができた状態(結節性甲状腺腫)のこと。良性と悪性があり、良性の場合は積極的な治療の必要はありませんが、悪性の場合は大半が甲状腺がんで、手術が必要です。(主な病名は、腫瘍性疾患(腺腫、腺腫様甲状腺腫、がん、悪性リンパ腫
(Harecoco.net参照)

甲状腺疾患は女性に多い疾患だそうです。
バセドウ病だと歌手の絢香さんや、男性だとサッカーの本田選手などが有名ですね。

私のかかった亜急性甲状腺炎も30〜40代女性に多い疾患のようで、発熱や鼻・喉の炎症に続いて起こるためウイルスが原因ではないかと思われがちですが、はっきりとした原因は分かっていないようです。
現に私も、風邪などの症状は全くありませんでした。

この病名が分かってから、数名の方から、実は私もかかった事あるよ、とか、お嬢さんが同じ病気になったよ、など体験談を教えていただきましたが、症状も人それぞれなんだなと思いました。

私はおかしいなと思ってから、数値が正常になるまで約2ヶ月かかりましたが、病院に行かずお薬も飲まず自然治癒する事もあるようです。
ですが、結構辛い状況で、私も甲状腺だと分かるまで2週間ほどかかったので、辛くなる前に分かればもう少し苦しい時期が少なかったかなと思い、同じような方がいたらと思って記録を書く事にしました。

ちょっと長くなりますが書きますね。

 

2020年3月初め
何となく喉の奥が痛いな〜と思い始める。
いつも風邪を引く時は喉から来るので、喉ケアを徹底する。
かれこれこの徹底ケアで5年ほど風邪はひいていなかったので、すぐに治るだろうと思っていましたが、なかなか良くならずにいました。

2020年3月10日(火)
お友達とご飯。
喉の奥が痛いの〜、風邪の前兆だね、と話す。
ピリ辛麺を食べひりひり。やっぱり風邪の喉の痛みだな〜と思い、さらに徹底ケア。

2020年3月13日(金)
お昼用事があり帰ってくると何だか熱っぽく微熱。
コロナで世の中が騒ぎ始めていたので、コロナだったらどうしよう><と不安。

2020年3月14日(土)
夕方からどんどん喉の奥の痛みが増し、微熱。
病院に行けば良かったと後悔。(土曜日だったので月曜日まで待たなくては行けない)
さらに喉ケアに励むけど、通常の喉の痛みとはちょっと違う感じがする。
これがコロナなのか???とググリまくる。
コロナとの症状はほぼ合致せず、位置的に甲状腺という場所かも?と思い始める。

この日の夜からどんどん痛みが増してきて、喉の奥を通りこして右肩、右の歯、右の頭に鈍痛。痛みであまりよく眠れず、これは風邪じゃない〜とさらに不安。

2020年3月16日(月)
夜の痛みは少しマシになっていたけれど微熱もあり、プライベートな予定や週末からはレッスンが始まるので、もし風邪やインフルやコロナだと大変だと思い病院へ。
一応内科に電話したら、喉なら耳鼻咽喉科へ行った方が良いとのこと。
近くの耳鼻咽喉科はとても酷い先生なので行きたくなく、調べて他の病院へ。
コロナが流行ってきていたので事前に病院へ電話。

行って大丈夫との事なので急いで耳鼻咽喉科へ。
家を出る時は37.3度。
病院でおでこピッの体温計では36.5度。それ合ってますか?私微熱ありますー!と心の中で訴える笑

痛む箇所、喉の奥というか鎖骨の上、右の肩も歯も耳も頭も痛いと先生に言うと、じっくりと丁寧に診てくださったけれど、どこも炎症を起こしてないと言われる。

この時、甲状腺の可能性も聞いてみるけれど、甲状腺の腫れもないとのこと。

コ、コロナでしょうか??と恐る恐る聞くと、きっと国から?送られてきた病院へのコロナ資料を見ながら、初期症状が全くないからね、はっきりは言えないけれど(多分違うよ)ボソボソ。

一応のインフル検査も陰性。
先生も首を傾げながら、とりあえず、喉の痛み止め(風邪用)と痛み止め(ロキソニン)を出すから様子を見て、改善しなければもう一度来てねという事に。

コロナの不安からは少し開放されホッとするとともに、お薬が効いてきて痛みが楽になる。
やっぱり風邪みたいなものだったのかな?と気持ちも楽になったけれど、プライベートの予定はリスケしてもらい、レッスンまで体調を整える。

3月20日(金)〜
マンスリーレッスンスタート。
痛みが少しずつ出てくる。
あれ?おかしいな?
お薬を飲むと痛みが引くけれど、お薬が切れる頃に痛みが出るようになる。

痛みが増してきて、つばのゴクンが痛くて出来ない。
これは喉じゃなく、右側の甲状腺だと確信。

3月23日(月)
朝は痛みがマシになり、夕方から夜は痛くて38度まで熱が上がる。

横になる時も、あまりに右の甲状腺が痛く、頭を手で支えながら枕まで運んであげないといけない痛み。
痛くて寝返りも出来ず、つばのゴクンが出来ないので、夜もほぼ眠れない。
右側の甲状腺が腫れてくる。

明日レッスン後に病院に行こう!と思い、甲状腺疾患で病院に通っているお友達がいるというお友達に深夜に連絡。
すぐに返事をくれて甲状腺専門の病院を教えてもらうが、予約まで半年待ちらしい。
とりあえず明日の朝一で病院に電話をしよう。


3月24日
マンスリーレッスン最終日。
朝一で病院へ電話する。
予約まで半年待ちの人気の病院だったけど、コロナの影響か3月31日に予約が出来るらしい。
けれど、そんなに待てない痛みなんですー!と相談。
他の病院へと言われたので、何科が良いのでしょうか?と聞いてみると、内分泌内科のある所なら甲状腺の専門だと教えていただく。

とりあえず笑顔でレッスン!
生徒さんから、甲状腺が腫れてる!早く病院へ行ってね!と心配されながら、この付近の甲状腺の病院も調べてくださる。
ありがとうございます(/ _ ; )

レッスン後、内分泌内科を調べて、戸塚にあるクリニックへ電話。
すぐに診てくださると言う事で病院へ。

エコー検査をぐりぐり。
ぐりぐりがとても痛くて、「痛いね、ごめんね」と優しい先生。ホッ。
怖い先生、苦手です。
エコー検査の結果、
「かなり腫れてますね。
腫瘍の可能性もあり、多分良性だとは思いますが検査してみないと分かりません。良性でもこの大きさだと手術が必要かもしれません。クリニックでできる検査の範疇を超えているので、紹介状を書きますね」

・・・しゅ、腫瘍!しゅ、手術?!・・・怖いー><
「しゅ、手術って、日帰りで出来ますか?」

「1週間くらい入院かな?」

いっしゅうかんってー!!!
チーン・・・

ちなみに、私は入院経験がありません。人生で初の入院生活になるのだろうか・・・

その後で
「検査の結果で、ステロイドのお薬だけで治る可能性もあります。とりあえず検査してみないと分からないけれど、命に関わるような事はないと思うのであまり心配しないで。」
と。とても穏やかで優しい先生で、チーン・・・から立ち直れました。
優しい先生、ありがとう✨

「明日ちゃんと検査してもらってください。今中途半端な薬は出さないので、痛くなったら、耳鼻科でもらったお薬飲んでおいてくださいね」とのこと。

この夜も、あまりの痛みと発熱でほぼ眠れない一夜を過ごす。
そして、甲状腺付近に心臓がつきましたか!っていうくらいにドクドク脈がうち、そこが激痛。。。これが動悸ってやつですか?
冷や汗で全身びっちゃり。そのままでは風邪を引きそうになるので、何度も着替える。
朝にはぐったり・・・

そして朝ロキソニンを飲むと痛みがマシになる。
初の大きな総合病院へ!

紹介状を書いていただいたのも初めてで。。。
これって開けて良いの?開けずに封筒のまま渡すの??
と、そんなことも知らずに生きてこれた事が幸せだったのだなとじんわり。
知らない方の為に、
紹介状は開けずに、封筒のまま病院へお渡しくださいね笑

疲れましたので、続きは②へ書きますー。

 

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