超ハードなフランス菓子レッスン『アカピュルコ』


8月のフランス菓子レッスン、
『アカピュルコ』という名のアントルメ。
見た目の可愛らしさとは違って、
今月も超ハードなレッスンでした。
超ハード過ぎて、二度と作らないと思っていたけど
食べてみると美味しすぎて、
「食べたい、もっと食べたい、作るしかない」
と、ルセットを読み返している私。
サイドはモンタージュ、というしましま模様。
キレイに切り揃えたジョコンド生地を4層に重ね、
その間に粒入りのフランボワーズジャムを挟み
0.8ミリ厚に切り、セルクルに貼り付けるという作業。
この部分だけで2時間弱。
文字で見ると簡単なようだけど、
いざやってみるとなかなか大変。
美しく仕上げる為には色んな所に気を使います。

でもこういう作業、結構好き♥
キレイに仕上がると嬉しい~
自己満以外の何物でもないんだけど。
モンタージュだけでも「ふ~」なのですが
今回はここからが超ハード。

ムース・オランジュとシャンティ・ショコラの組み合せ。
このムース・オランジュが大変。
バータ・ボンブを炊き、20度に冷やし生クリームと合わせ
ムラングイタリエンヌを作り、泡が消えないように
細かな温度調整をして20度まで冷やし
ゼラチンを35度に調整しムラングと合わせ、
最後に最初の生クリーム入りバータ・ボンブと合わせます。
書いててようやく理解出来た。
レッスン中はルセットの意味を理解する暇はなく
とにかく流れに身を任せているだけなので^^;
100度計、200度計、タイマーと睨めっこ、
優雅なお菓子作りとは程遠い。
エプロンよりも白衣の方が似合いそうなレッスンです。

4時間弱かかるこちらのケーキ、
久しぶりにどっぷり疲れたレッスンだったけど、
食べてみると疲れがちょっと吹っ飛びました。
ちょっとだけね。
繊細に繊細に作ったムースのフワトロ感。
しっかり冷やしてもフワトロ。
ムースというようりクリームのよう。
オレンジとショコラ、これ定番の組み合せですが
ここにフランボワーズ、どういう感じ?と思いましたが
これがまた美味しい~!
毎回毎回、本当に幸せになれる♥
この繊細で複雑な工程を経て食べるから余計かも。
簡単・時短ばかり求めてしまう忙しい日々だけど
たまにじっくり時間をかけて何かをするって大切な事かも。
そういう意味でも、超ハードお菓子教室は
私にとってはとても大切な時間です。
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