命がけのフランス菓子レッスン『サランボ』

毎月の楽しみ、フランス菓子レッスン。
毎月ブログに書いていたのですが、振り返ってみると2017年3月から書けていなかった!
写真だけ撮って全然書けない事ばかり~
なのですが、久しぶりに痛い思いをしたので記念に書いておきます(笑)

痛い思い記念もありますが、ほんと~に美味しかったから♡

フランス菓子習い歴は10年目、毎月いろんなお菓子を教えて頂いていますが、今月は『サランボ』というシュークリーム。
サランボってなんだ?って感じですが。
フランス人作家の小説に出てくる登場人物の女の子の名前だそうです。
フランス菓子っぽくて良い♡

楕円形で上にパリッと飴がけされていて、キルシュたっぷりのトロトロクリーム。
クリームが柔らか目だから、シュー生地もちょっと柔らか配合なのだそうです。

 

さらっと書きましたが、飴がけという作業に大きなトラップがありまして。。。

140℃までぐつぐつと飴を煮えたぎらせ、すぐにそのぐつぐつの中にこのシューのトップに飴をつけるのです。
トップに付けるってことは、付ける面を下にして、ひょいと手を返し上になるようにアルミカップに置くのですが、140℃の飴って結構トロトロなのです。
手を返した時にトロトロの飴が指につこうものならものすごく熱いのですが、私はちょっと指についた熱さに驚きシューを落としてしまって、反射的にシューを持ち上げようとしてしまい、右手指3本をジュー!!!!!!!!!と焼きつけてしまったのでした。

「!!!!!!!!!!!!熱い!!!!!!!痛い!!!!!!!!!!!熱い!!!!!!!!!!!!痛い!!!!!!!」
とパニック。
「早く冷やして!!!」という先生の声にハッと我に返り、急いで水道水で冷やしながらも、上のセリフを連呼。
子どもか(笑)

じんじんじんじん尋常ではない痛みにヤバイ><と思い出たコトバは「お家帰る!」でした(笑)
子どもか(笑)

「お家帰る」って言った人、初めてだよ~って笑う先生。
宣言通り飴がけ途中に家に帰り、痛み止めと火傷処置の最強アロマを塗りまくり、気持ちを落ち着かせまたスタジオに戻り楽しく試食タイムには参加。(スタジオご近所なので)
楽しかったですが、ジンジン痛みは尋常ではなく、この日は珍しく食欲なかったです。あ、ルバーブジャムおかわりしたけど・・・


↑大きなトラップの飴がけ後

日曜日だし皮膚科お休みだし痛みがひかないし、と思ってとりあえず寝ました(笑)
体力回復させなくちゃと思って。
次の日(今日)レッスンだったので、準備して無事に今日のレッスンを終了。

念の為病院に行き、処置していただきました。
はぁ、久しぶりに痛い思いをした~

痛い事とか、辛い事とか、悲しい事は、なるべく言った方が良いのです。
辛い事、悲しい事は暗~いブログになるので書かないけど(笑)、信頼できる人に聞いてもらって、そういう事全部最後には笑い話に出来るようになりたいなと思っています。
火傷も笑い話になった^^後は治るまで手には負担かけないように過ごします^^

それにしても、このクリームが本当に美味しかった♡
ちょっと恨めしい飴ですが、カリッとしていて対照的な食感も素晴らしいんですよね。
そんな命がけのフランス菓子レッスンなのですが、クリームを詰めてからのシューの命は6時間。

今日のレッスンではスペシャル命がけサランボを試食タイムの5分前にクリームを絞ってお出ししました♥
皆様に喜んでいただけて本当に良かった~^^
タイミングが合った方だけになってしまいますが、こんなスペシャルスイーツに出会える時も♡

指先のこんなちょっとの所なのに、痛い所がない生活の快適さに感謝出来ます。
美味しい物を美味しいと感じられる、これも当たり前じゃないんだな~とじんわり。
当たりまえのような当たりまえじゃない毎日に感謝して♡

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