トリアノン

あっという間にGWも終わり、いつもの日常生活が戻ってきました。
編集していない画像がいっぱい・・・
GW前の画像もいっぱい・・・
PCが重過ぎて、画像編集に異様に時間が掛かってしまい、
なかなか作業が進みません><
GWの想い出はまた後にして・・・
今日は5月のフランス菓子のレッスン日。
今月は『トリアノン』という名のお菓子です。

名前を聞いても全くイメージが沸かないケーキです。
ダックワーズ生地にリカールという薬草のリキュールのバタームース、
間にパイナップルがたっぷりのケーキです。
でもこのケーキ、そんな単純なケーキではありません。
まず最初にする事、
「アナナ」を「マセレ」します。
何それ??
アナナはパイナップル、マセレは漬け置く意味。
パイナップルをリカールとレモン汁に2時間漬け込みます。
アナナをマセレする、何だかプロっぽくてカッコいい^m^

次は生地作り。
ダックワーズ生地を作ります。
ここでもちょっとした手間が。
底生地と真ん中とトップの生地、3枚焼きますが
真ん中の生地だけは温度と焼成時間が違います。
そしてポンシュを打つのも真ん中だけ。
この違いがケーキの完成度を大きく作用するのでしょう、きっと。
次はムース・オ・リカール作り。
今回はバタームース。
バータ・ボンブを作り、柔らかくしたバターと混ぜ合わせます。
今日は暑い位の気温だったので、バタームースを作るのには最適。
でも、バータ・ボンブ作りは熱さとの戦いです。
バーダ・ボンブの炊き上がりも仕上がりの舌触りに影響するよう。
そんな事を考えている余裕はなく、先生の指示通りに
ロボットのように作業は進みます。
ムースが出来上がったら組み立て。
生地をセルクルにセットしたら、ムースを絞り袋に半分詰めます。
ふんわりしたムース等は、一度に全量入れず、絞る分量だけを
詰めるのだそう。
絞っている間に、泡が潰れたりクリームの状態が悪くなるから。
同じような理由で、口金も大きめの物を使います。
なるほど~。

半量のムースを絞り出したら表面をならして、
側面にもゴムベラでムースを塗りつけます。
こうする事によって、間に挟む生地やパイナップルが隠れて
仕上がりが綺麗になるようです。
これもすごく納得!
ちょっとした一手間が仕上がりを美しくしてくれるのですね。
ムースの上にパイナップルをたっぷり敷き込み、
真ん中の生地を重ね、残りの半量のムースを絞り出し、
トップの生地を乗せれば完成☆
最後は粉糖とピスタチオで飾りつけ。
シンプルだけど、このデコ、結構好き♪

こうして4時間弱かけて完成したケーキ、
私にはとっても複雑なお味のケーキでした。
リカールという薬草のリキュールが何とも複雑。。。
そんなにたっぷり入っている訳ではないのですが
私にはすごく主張してくるのです。
バタームースの口解けもすごく良いんだけど
このリカールが・・・
遠い昔、どこかで味わった?匂った?リカールの風味。。。
食べ物じゃない物を食べてる感じ。
。。。と1人モンモンしていたのですが
旦那さんは美味しい美味しいとペロリと1カット完食。
甘さも控えめな大人風味のこのケーキ、
私にはまだ早かったのか・・・(十分オトナですが^^;)
1日おいた方が味が馴染んで美味しいと先生も言われてたし
明日もう一度じっくり味わってみよう!
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