パッションとココナッツ 極上のアントルメ


6月のフランス菓子レッスン、
『パッションとココナッツ』
という夏にぴったりのアントルメを
習って来ました。

生徒でもあり
スタッフでもあるので、
このケーキを習う前の
仕込みのお仕事もしています。

フランス菓子のレッスン、
しかもすご~く細かいルセットなので
仕込み作業も大変。

仕込みというのは、
計量はもちろん
下準備がたくさんあります。

生地に入れる皮むきアーモンドと
グラニュー糖を合わせて
フープロで挽いたり、
数種類のリキュールを合わせておいたり
何十個と玉子を割って
卵黄だけを計量したり。

1台分だとたいした量はなくても
24台分となると
相当な量の仕込みが必要。

お菓子教室の仕込み作業は
気の遠くなる大仕事なのです。

そして今回一番大変だった
真ん中のジュレ・パッション。
こちらは先生が仕込んで下さいましたが
これが本当に大変だったよう。

キレイに固まっていますが
本当のルセットでは全く固まらず
上の白いココナッツムースも
とても柔らかいので
持ち帰った生徒さんの中に
ケーキが崩壊してしまった方が
いたそうなのです。

レッスン毎に先生と生徒さんが
意見を出し合って
ルセットの見直しや
改良点を考えられて
ようやく形を保ったまま
お家に持って帰れるようになりました!
(私は3日目のレッスン)

持ち帰りには適さなかった(ようです)
こちらのアントルメ、
本来はかろうじて形を保っている、
位の固さのケーキなんでしょうが
それが極上の口どけで
すっごく美味しい!!

レッスン後の試食で頂いたケーキは
改良される前のルセットの物で
あっという間に
ジュレが溶け出してきて
ココナッツムースも柔らかいのですが
それはそれは美味しかった。

私の作ったケーキは
持ち帰れるよう、
あとレッスンでも作りやすいよう
ほんの少し固めに仕上がっていて
お味はもちろん美味しいのですが
もとのルセットのあの柔らかさを
知っていると
やっぱり口どけ感は落ちてしまうのです。

レッスンにするには
相当難しいケーキだったよう。

生地はマカロン生地で、
アーモンドやココナッツ、
生クリームが入るリッチな生地。
そして粉類が一切入りません。

これもとても難しい生地で、
ムラングの立て方、
生地の混ぜ方ひとつで
仕上がりに大きく左右されるんだそうです。

この生地作りが一番緊張、
改めて今までのエキュもワールの使い方が
間違っていた事が分かりました^^;

パッションのババロアと
ジュレ・パッション、
ココナッツのムース、
アーモンドの食感がアクセントの
マカロン生地。

パッションの酸味と
ココナッツの爽やかな甘さ、
なにより口どけ感がたまならない
それはそれは極上のケーキ。

使っている材料も極上なので
1台家で作ろうと思うと
相当大変だと思う。。。

ココナッツのムースなんて、
ココナッツロングは煮だすだけで
あとは使わないのです。

お菓子教室で作れて良かった^^
私の胃袋には余裕で入りそうですが
ちょっとずつ
レッスン後のデザートに
お出しする予定。

冷凍不可なお菓子だけど
(食感の問題だと思う)
冷凍庫で丁重に管理しますので
お楽しみに♥

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