ガレット・デ・ロワ


2014年最初のフランス菓子のレッスンは
『ガレット・デ・ロワ』
ガレットとは円形のお菓子、
ロワとは王様という意味だそう。
フランスでは新年に食べられるお菓子で、
アーモンドクリームの入ったパイ菓子です。
そして、この中には「フェーブ」という
小さな可愛い陶器が一つだけ入っていて、
その陶器に当たった人は一日皆に祝福され
その一年、幸福が訪れると言われています。

フィユテと呼ばれるパイ生地、
バターをたっぷり使うので、
暑い季節は上手く作れません。
部屋も暖房は切って、
冷えた台、冷えためん棒で伸していきます。
お菓子作りは結構過酷な作業。
折込を繰り返した生地を2枚丸く切り取り、
下生地にアーモンドクリームを絞り、
上生地を90度回転させてかぶせます。
回転させる事で、縮む力の方向が異なる為
形が変形しないそう。
でも、私のガレット・デ・ロワは変形してしまいました^^;
均等に伸せていなかったのか、
端の方が薄くなってしまったのか、
生地の合わせが弱かったのか・・・
パイ生地はとっても繊細で難しい。
ガレット・デ・ロワには色んな模様がありますが
私は月桂樹に挑戦。
切り込みの入れ具合も難しい・・・

切り込みが入ったらオーブンへ。
自分のパイが徐々に膨らんで行くのが楽しくて
ずっとオーブンから目が離せない時間です。
やっぱりパイは焼き立てが一番!
家に帰って焼き直してから頂きました。
サクサクと香ばしくて美味しい!
苦労して作る価値のあるパイ菓子☆

半分食べきってからようやく出てきたフェーブ。
教室でたくさんの中から選んだのはこちら。
生徒さんがフランスから持って帰ってきてくれたもの。
可愛い♥
持ち帰った生地で復習かねてもう一台作ってみます。
またこのフェーブを入れなくちゃ~
今度は当たりますように。

そしてフィユテの余りで作ったのが
「ラング・ドゥ・ブッフ」
牛の舌、という意味のこちらのお菓子、
これが私の大好物♪
余った生地をグラニュー糖とカソナードをたっぷり振り
薄く伸ばして焼くだけのお手軽パイ菓子。
これが美味しくて美味しくて。
軽いので危険すぎるお菓子です。

ちゃんと層になってます。
お店に売ってるみたいに均等な厚さにならないけど
ぺったんこのも、ぷっくりしたのも美味しい。
余り生地でこんなに美味しいお菓子になるなんて
幸せ♥
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